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転写因子の一つ。人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作るときに使われる、山中因子と呼ばれる遺伝子の一つ。
転写因子だが、がん遺伝子でもある。通常は細胞の増殖を制御するが、これが強く働くと細胞をがん化させることになる。
転写装置であるRNAポリメラーゼⅡは、転写が始まるよりも前からプロモーター領域で待機しており、その機能が一時停止状態で抑制されている。c-Mycは、この一時停止を解除する機能を持っており、自己複製と増殖に必要である。
ES細胞やiPS細胞は自己複製をする必要があり、それらの制御をする遺伝子である。この特徴はがん細胞と似たようなところがある。
山中因子の一つであり、山中伸弥教授が成功した最初の例で使われていた。この遺伝子は、無いと効率が下がるが必須ではなく、また細胞をがん化させることが実用化の阻害となっていた。後に山中教授は、c-Mycの代わりにGlis1を使う方法で、より安全かつ高効率での初期化を成功させた。
同様にES細胞の未分化状態維持に必須な転写因子にOct3/4やNanogがあるが、これらは一時停止の機能に関与するのではなく、プロモーター領域に送り込むRNAポリメラーゼⅡを調整することで転写調整を行なっていると見られる。
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