メスヘテロ型の性決定に使われる性染色体の一つ。
メスヘテロ型は、次の二種類が存在する。
このうちW染色体が使われるのはZW型である。
W染色体にある性決定遺伝子が、卵巣を形成する。遺伝子によって胎児期に卵巣が作られると、ここから放出されるホルモンが最終的に雌の体を作る。これにより、本来は雄の体であるものを、雌の体に作り直すわけである。
もしこの遺伝子に異常があり、全く機能しなければたとえW染色体を持っていても体は雄となるほか、機能しても弱い場合は女性ホルモンが減少し、もって羽の色が派手になるなどの雄性化現象が起こる。
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