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JAXAの宇宙科学研究本部(ISAS)が開発した観測ロケットSS-520の4号機。
SS-520自体は歴史は古いがあまり実験されておらず謎の多いロケットである。
1・2号機は公式サイトに掲載されているが3号機が不明なまま、2017(平成29)年1月、今度は民生部品を用いた小型ロケットとして実験が実施された。
全長9.65m、直径0.52mは、衛星打ち上げ可能なロケットとしては世界でも最小級となる。
今回は、民生品を活用したコスト削減の実験となった。
第一段ロケットの飛行は正常であったが、飛行中に通信機器に何らかのトラブルがあり機体からのテレメーターが受信できなくなった。このため、超小型衛星が搭載されていた第二段ロケットへの点火は安全のため実施されなかった。
なお、ロケットの追尾はその後も正常であり、ロケットは内之浦南東海上の予定落下区域に正常に着水したことが確認されている。
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