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Intelによって設計された、オンボードのバスインターフェイスの一つ。
ISAバスのサブセットで、オンボードの半導体デバイス同士を接続するために使用される。
いわゆるレガシーデバイスと、PCHなどいわゆるサウスブリッジとを接続するために使用される。デバイス マネージャーの接続別表示では、PCIバスの下にぶら下がって「<チップセット名> LPC Interface Controller」と表示される。
PC/AT互換機では、従来との互換性を維持するために今もレガシーデバイスが残存する。具体的には、シリアルポート、パラレルポート、PS/2キーボード、PS/2マウス、フロッピーディスクコントローラー(FDC)といったものがある。
従来はISAバスに繋がっていた。本来ならば、レガシーでないもの、具体的にはUSBなどに移行するべきではあるが、レガシーも需要があり、いきなり削ることは難しかった。
そこでこの過渡期に利用するべく、これらを、少ない信号線数で利用できるように設計したバスがLPCである。マザーボードからISAを除去することを目的としたバスである。
従って、オンボードでの利用が前提であり、外部に出力するためのコネクターなどは規定が無い。
実際には、様々なレガシーが、直接LPCに接続されているわけではない。レガシーなものはLPCの機能を持たない。そこで、これらのレガシーに対応する「スーパーI/O」と呼ばれるLSIが使われており、これがLPCに接続されている。
つまり、OSからLPCに繋がって見える各レガシーは、「スーパーI/O」経由で外に出ていることになる。
Q67のとあるシステムでは、デバイス マネージャーで、LPCに次のようなデバイスがぶら下がっていることが確認できる。
標準でないものを実際に使っている場合は、ここは当該のデバイス名となる
この他、ASUSのとあるICH8/ICH8Rシステムでは、次のようなデバイスも確認できた。
システムによっては、更に異なるものが繋がることもあるだろう。
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