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恒星は同じ温度系列(同一スペクトル型)に属していても、星の明るさ(光度)がかなり違っていることがヘルツシュプルングとラッセルの研究で明らかとなった。
そこで、温度と光度(絶対等級)の2次元の図にプロットしたところ、恒星は図上で一定の群をなして分布していることが明らかとなった。そこで、この温度と光度を軸とする図を、発見者の名からヘルツシュプルング・ラッセル図(HR図)と呼ぶようになった。
基本的には、表面温度や色によって分類する。表面温度の範囲については、学説により様々あるので、ここでは一例とする。
型 | 表面温度(K) | 色 |
---|---|---|
O型 | ≧30,000 | 青 |
B型 | 10,000-30,000 | 青〜青白 |
A型 | 7,500-10,000 | 青白〜白 |
F型 | 6,000-7,500 | 白〜黄白 |
G型 | 5,300-6,000 | 黄 |
K型 | 4,000-5,300 | 橙 |
M型 | 3,000-4,000 | 赤 |
型 | 表面温度(K) | 色 |
L型 | 1,300-3,000 | 暗赤 |
T型 | 750-1,000 | 暗赤(赤外線) |
L型とT型は褐色矮星を表わすため近年導入された、極めて低温の天体を表わすものである。
このほか、特殊な型として、次のようなものも使われる。
炭素により青い光が吸収され、非常に赤く見えるのが特徴。
ハーバード式分類法では、M型の分流をN型、K型の分流をR型としている。
なお、OBAFGKMの順番を覚えるときは、"Oh Be A Fine Girl/Guy, Kiss Me"(ああ、素敵な彼女/彼になって、私にキスをして下さい)とするらしい。日本語では「お婆河豚噛む」などの覚え方がある。
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