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任天堂のゲーム専用機、ニンテンドーゲームキューブのCPU。
ちなみにGekkoとは「月光」の意であるらしい。
項目 | 特徴 |
---|---|
マイクロアーキテクチャー | PowerPC 750CXe |
コアのクロック周波数 | |
FSBクロック | 485MHz |
最大バス帯域幅 | 5.2Gバイト/秒(ピーク時) |
1次命令キャッシュ | |
1次データキャッシュ | |
2次キャッシュ | 256Kiバイト |
製造プロセスルール | 180nm |
ダイサイズ | 43mm² |
集積トランジスタ数 | 2,250万個(CPUコアが650万、2次キャッシュ1,600万) |
ゲームに特化した効率的な改良が施されているが、例えばPowerPC 750CXeはダイサイズ42.7mm²、トランジスタ数は約2,000万個で、Gekkoと殆ど変わらない。
ダイはあまり増やさずにゲームで最大限のパワーが出せるような改良が施されたPowerPCがGekkoであるといえる。
PowerPC 750CXeに対しゲームに必要な機能を追加したものだが、CPUとしての基本的な構成は変わっていない。
CPUレジスターは同じで、命令発行も3命令(2命令同時発行+1ブランチ命令)のままである。変更点は、大きく3つある。
またこれらとは別に、2次キャッシュが256Kiバイトに拡張されている。
Gekkoはニンテンドーゲームキューブの核であるFlipperに、64ビット、1.3Gバイト/秒のバスで直結されている。
但し上述のグラフィックスデータの圧縮機能により、実効バス帯域はピーク時で5.2Gバイト/秒となる。
特徴の一つであるデータ転送機能は、Write Gather Pipe(WGP)と呼ばれる。
128バイトのFIFOで構成され、32バイトづつFlipperへバースト転送するものである。
この機能はCPU内のキャッシュをバイパスしバスインターフェイスに直結されているため、キャッシュの必要がないグラフィックスデータの転送効率の向上とキャッシュの効率向上に貢献している。
浮動小数点演算装置の改良で、1個の倍精度演算器で2個の単精度演算を実行可能としている。このためゲームで使われる単精度浮動小数点演算は、PowerPC 750に対しクロック当たり2倍の性能になったといえる。
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