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電子は原子の周りを回っているのと同時に、
つまり電子殻に電子が入っている状態とは、電子殻の半径付近に電子雲が漂って止まっている状態、と言い換えることができる。
これは、電子は光(光子)などと同じく粒子性と波動性を持っているためである。
量子論により、電子は、波長の整数倍が円周と一致する軌道にしか存在できない。
つまり円周の長さが、波長に一致する軌道、波長の2倍に一致する軌道、波長の3倍の一致する軌道、などである。それ以外の場所には、いかなる場合でも電子は存在しない。従って、電子の軌道は飛び飛びの不連続となる。
また、軌道中のどこに電子が発見されるかは偶然に支配されており、正確に予測することはできない。ただし、ある点における存在確率を知ることはできる。
電子が吸収するのは、軌道のエネルギー差に相当するエネルギーを持った光子だけである。それ以外の光子は吸収しない。
そして、励起状態は電子の一時的な興奮状態であり、やがて電子は基底状態に戻ろうとする。この時、軌道のエネルギー差に相当するエネルギーを持った光子を放出する。
前述のように、軌道は決まっているので、従って軌道間のエネルギー差も決まっている。
なお、前述の3dと4sの逆転はHundの第1則の例外の「充填殻と半充填殻が安定」というもので、エネルギー的に4s<3dであるが、CrとCuにおいては4s軌道の電子を1個減らして3d軌道を半充填(3d5)ないし充填(3d10)の状態が安定なため、4s軌道の電子が1個3d軌道へと「貸し出し」されているのである。
CrとCuに注目
| K | L | M | N | O | P | Q |
|1s |2s 2p|3s 3p 3d|4s 4p 4d 4f|5s 5p 5d 5f|6s 6p 6d|7s 7p|
-------+---+-----+--------+-----------+-----------+--------+-----+
21 Sc | 2 | 2 6 | 2 6 1 | 2 | | | |
22 Ti | 2 | 2 6 | 2 6 2 | 2 | | | |
23 V | 2 | 2 6 | 2 6 3 | 2 | | | |
24 #Cr#| 2 | 2 6 | 2 6 5 | 1 | | | |
25 Mn | 2 | 2 6 | 2 6 5 | 2 | | | |
26 Fe | 2 | 2 6 | 2 6 6 | 2 | | | |
27 Co | 2 | 2 6 | 2 6 7 | 2 | | | |
28 Ni | 2 | 2 6 | 2 6 8 | 2 | | | |
29 #Cu#| 2 | 2 6 | 2 6 10 | 1 | | | |
30 Zn | 2 | 2 6 | 2 6 10 | 2 | | | |
-------+---+-----+--------+-----------+-----------+--------+-----+
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