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各電子軌道が持つ、エネルギーのこと。
原子のようなミクロの世界は、太陽系のようなマクロな世界とは異なり、電子は自由な軌道をとることができない。電子は離散的に飛び飛びの軌道だけを取ることができ、それぞれの軌道に対応してエネルギーの値が決まっている。この値をエネルギー準位と呼ぶ。
エネルギー準位は、ミクロの世界を記述する物理学である量子力学の主量子数nによって記述され、そのエネルギーはEn=−(13.6eV/n2); n=1、2、…、である。従って内側ほど低エネルギーで、外ほど高エネルギーとなっている。
ここで、エネルギーが負数なのは、電子の軌道半径が無限大、つまり、電子が原子核に結合されなくなる時にE∞=0になるように決められているためである。なお電子が原子核から離れたとき、それは電離と呼ばれ、イオンと自由電子になる。
原子は「準位のエネルギー差に等しいエネルギーの光」を吸収すると励起され、上の準位に上がる。また、上の準位から下の準位に落ちた時に「準位のエネルギー差に等しいエネルギーの光」が放出される。
E1とE2の関係の場合の光の周波数はhν=E2−E1となり、このような式を「ボーアの条件」という。
なお、上の準位に上がったり、下の準位に下がったりするとき、つまり軌道を変える場合は、電子は軌道間をジャンプする。決して、ある軌道から隣の軌道に向けて、螺旋を描くように移動するわけではない。量子論は、中途半端な値を許さないのが特徴である。
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