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アブラナ科アブラナ属の越年草。野菜として広く栽培され食べられている。別名は「かぶら」「すずな」。
▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。
蕪はラパの変種である(詳細後述)。
かつての新エングラー分類法とクロンキスト分類法では、綱は双子葉植物綱(Magnoliopsida)に分類されていた。クロンキスト分類法では亜綱として「ビワモドキ亜綱 Dilleniidae」を置く。
目は、新エングラー分類法ではケシ目(Papaverales)、クロンキスト分類法でフウチョウソウ目(Capparales)とされ、APG分類法でアブラナ目(Brassicales)となった。
品種改良の産物として現在の変種があり、蕪も同様である。
蕪として食べられているものは世界中で栽培されているが、それぞれ別の場所で作られた経緯があり、このため大きく東洋系と西洋系に分けられる。
東洋系カブの原産地はアフガニスタン、西洋系は中近東から地中海にかけてとされている。
アブラナ(菜の花)のような黄色い四弁の花を付ける。
蕪を購入したら、根と葉は切り離して保存する。さもないと根の水分が葉から蒸発してしまうからである。
煮物に使われるほか、根は漬け物によく使われている。京都では大型の蕪「聖護院蕪」を使った「千枚漬け」が特産となっており、また滋賀県では日野菜という細長く頭だけ赤い蕪を使った桜漬け(日野菜漬け)が特産となっている。
石川/富山ではなれ寿司として「かぶら寿司」と呼ばれる名物料理が作られている。
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