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白色光の色味具合を表わす数値。
理論上で、すべての波長の光を完全に吸収する黒い物体(黒体)というものを考え、これの温度を上げてゆく。すると、温度放射によりやがてその物体から可視光線が出始め、その光のスペクトル分布(色味具合)はその物体の温度によって異なる。そこで、一般の白色光の色味具合を、それと同様のスペクトル分布の光を放射する黒体の温度で言い表わし、温度の単位は絶対温度(K)を使う。
具体的には2000K付近で赤、その後は赤みを帯びた白色になり7000K付近でほぼフラットな白色、それより色温度が高くなると、青みを帯びた白色、青、と変化する。
主に照明光学などの分野でよく使われる指標であるが、ディスプレイ装置での光の色味具合を表現する場合にも使われる。一般のテレビ受信機の白色は6500K付近に調整されていることが多く、電子計算機用CRTディスプレイでは6500K〜9500K程度の範囲内で数段階に色温度を切り替えられるようになっているものが多い。
代表的な光源の色温度(K) ろうそく 1925 タングステン電球(100W) 2865 月光 4100 正午頃の太陽光 5000〜6000 曇り空の自然光 7000 青空の色(散乱光) 12000〜26000
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