甜菜

読み:てんさい
品詞:名詞

アカザ科の越年草。肥大した根から砂糖を採る。ビート、砂糖大根ともいうが、大根とは全く無関係の種である。

目次

分類

▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

  • ドメイン: 真核生物 Eukaryota
  • 界: 植物界 Plantae
  • 門: 被子植物門 Angiosperm
  • ▼: 真正双子葉類 eudicots
  • ▼: 基幹真正双子葉類 core eudicots
  • 目: ナデシコ目 Caryophyllales
  • 科: ヒユ科 Amaranthaceae
  • 属: フダンソウ属 Beta
  • 種: フダンソウ vulgaris
  • 亜種: 甜菜 subsp. vulgaris

フダンソウは亜種や変種が多い。

旧階層

古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

  • 門: モクレン門 Magnoliophyta
  • 綱: モクレン綱 Magnoliopsida
  • 亜綱: ナデシコ亜綱 Caryophyllidae
  • 目: ナデシコ目 Caryophyllales
  • 科: アカザ科 Chenopodiaceae

根に蔗糖が多く含まれるため、根を絞り煮詰めると、砂糖が得られる。

砂糖黍と並ぶ砂糖の原料で、砂糖黍が熱帯の植物なのに対して甜菜は寒い地域でも育つため、北海道などで大々的に栽培されている。

葉も食用にはなるが、根の絞りかすと共に家畜の餌に使われている。

関連する用語
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