熱起電力電池

読み:ねつ・きでんりょく・でんち
品詞:名詞

物理電池の一つで、熱源から発生する電磁波から電気エネルギーを取り出すもの。ある種の近未来技術であるが、現在でも高価でかつ効率は決してよくはないが、辛うじて実現されている。

目次

高温物体からは大量の電磁波が放出されている。またこれは温度が高いほど放出量は増える。

そしてこの高温の熱源は新たに用意するまでもなく、例えば火力発電所原子力発電所、ゴミの焼却場、あるいは車の排気ガスなどなど身近にありふれている。

従来だと、この熱でを沸かしてタービンをまわす汽力発電、つまり一旦機械エネルギーに変換してから電気エネルギーに変換していた。しかしこの方法だと発生する放射光は捨てられてしまうため効率が良くなかった。熱起電力電池というのは、従来利用できなかった放射光を活用するものである。

基本的な原理は太陽電池と変わらないが、扱う波長は可視光線や太陽電池の使う紫外線ではなく、赤外線である点が異なっている。

用語の所属
電池
物理電池
関連する用語
太陽電池

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