一定時間内における、心臓の拍動(心拍)の数。
心臓の拍動数を心拍数といい、末梢血管における脈動数を脈拍数という。
正常に心臓が拍動している場合は両者は一致するが、不整脈を打っている場合には一致しない。その理由は、期外収縮など心臓が収縮した直後にまた心臓が収縮した場合、心臓内にはまだ血液が充満していないので、心拍があっても血流が起こらないため脈拍として出現しないためである。
成人の場合、安静時で1分間に60回から100回程度の範囲が正常値とされ、平均的には60〜70回となり、85回以上は比較的まれである。一般には女性の方が若干多い。
乳幼児の場合は、心拍数は正常でも100回以上を数えるが、成長に応じて回数は減ってくる。
成人で、100回/分を超える場合は「頻脈」、60回/分を下回る時は「徐脈」とされ、いずれも不整脈と診断される。
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