感電の恐れのある電気工作物のこと。および、そのような装備で使う電圧。最近は利用者も減り、死語化しつつある。
昔の電子制御回路ではDC5V前後の電圧しか使えなかったことから、電子技術やそういった電圧が弱電と呼ばれ、それ以外の電気技術や電圧を強電と呼んだ。
何ボルト以上が強電かについては、基本的には感電事故の恐れのある電圧かどうかで区別され、概ね48Vが基準になることが多い。
具体的な基準は存在しないが、直流の場合60Vを超えると絶縁が必要になるため、少なくともこの電圧未満が「弱電」であり、この基準を超えるものを強電と呼ぶことになる。
実際にはある程度の余裕をもって安全な電圧が基準となる。それが、概ね48Vだったようである。12Vのn倍とすると、5倍で60V、4倍で48Vであるため、48Vが一つの基準となったものと思われる。
家庭では、交流100Vは強電であり、ACアダプターを使って出力される電圧で動作する装置はおそらく弱電である。
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