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哺乳類の肝臓における尿素の生合成回路のこと。オルニチン回路ともいう。
尿路回路を式で表わすと、次のようになる。
2NH3+CO2+3ATP+2H2O → CH4N2O+2ADP+2Pi+AMP+PPi
つまり、2分子のアンモニアを1分子の尿素に変換するのに、3分子のATPを消費する。尿素回路では、肝臓ミトコンドリアが作るATPの一割少々を消費しているとされる。途中TCA回路とも連動している。
途中、5ヶ所において酵素による反応を経、もって環状の反応処理を構成している。
もし途中の酵素の働きに遺伝的理由等による問題があれば、回路は正常に回転出来ず、様々な疾病を招くことになる。
反応は、肝細胞ミトコンドリア内と、肝細胞質内とに分けられる。
アンモニアは肝細胞ミトコンドリア内にて、2 ATPとCO2、H2Oを使い、カルバモイル燐酸シンターゼⅠで触媒されてカルバモイル化され、カルバモイル燐酸となる。
なお、同名のカルバモイル燐酸シンターゼⅡは、尿素回路では使用されない。
カルバモイルリン酸は肝細胞ミトコンドリア内にてオルニチンカルバモイルトランスフェラーゼで触媒され、オルニチンと縮合してシトルリンとなる。
このうち、オルニチンは尿素回路の一つ手前の物質で、肝細胞質で作られるが、この物質はミトコンドリア内膜を通過できる。
また、ここで作られたシトルリンもミトコンドリア内膜を通過して細胞質へと運ばれる。
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