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コンピューター内部における数値表現の方法の一つで、浮動小数点数の表現で用いられる。
IEEE 754の数値表現においては、符号部1ビット、指数部11ビット(+1023のゲタをはかせるバイアス方式)、仮数部52ビット(基数2)の64ビット長である。但し後述するように仮数部は実質53ビットであり、有効桁数は10進数表現で16桁程度となる。
パーソナルコンピューターでは一般に64ビット長で扱われているが、CRAYなどでは倍の128ビット長となっている。
32ビットの中に収められる仮数部の長さは52ビットだが、IEEE 754ではこの精度が53ビットとされている。
これは、0/NaN/∞などを除いて、正規化により「1.」の部分を暗黙的に定義することでビット数を稼ぎ、都合53ビットとしているためである。この「1.」は、「暗黙の整数ビット」や「implicit」などと呼ばれている。
「1.」が存在するが、0は0で別途、指数部=仮数部=0の場合に0として定義されており、表現することが可能である。
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