二段燃焼サイクル

読み:にだん・ねんりょうサイクル
品詞:名詞

液水液酸エンジンで、燃料の効率を上げる技術。

目次

液体酸素液体水素(LOX/LH2)を推進薬とするロケットエンジンで、燃料の効率を上げる技術である。国産ロケットエンジンでは、LE-7シリーズで採用されている。

この技術は、燃料を「二回に分けて」燃焼させるのが大きな特徴である。

まず、プリバーナと呼ばれる燃焼室で燃料の全量の液体水素と、こく少量の液体酸素を燃焼させる。これにより発生したガスでターボポンプを駆動させ、その後、そのガスと全量の液体酸素と合わせて再度燃焼させ、推進力を生み出す。

効率は非常に良くなるが、製造には高度な技術を要するため、実現は容易ではない。

スペースシャトルのメインエンジンなどでも使われているが、もちろんアメリカはそんな技術を日本に教えてくれたりはしない。日本のLE-7でこの技術が採用できたのは、日本の技術力あってこそといえる。

関連する用語
LE-7

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