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メモリーにアクセスする命令を、ロード命令とストア命令だけに単純化したアーキテクチャーのこと。
RISCアーキテクチャーの代表的な設計コンセプトであり、命令セットやアーキテクチャーをシンプルにすることが出来る。
RISCつまりロードストアアーキテクチャーの場合と、CISCとの違いは、次のようになる。
RISCのロードストアアーキテクチャーでは、メモリーへアクセスするのはロード命令とストア命令だけである。
ロード命令は、指定したメモリーアドレスよりデータを読み取り、それをレジスターへ格納する。
ストア命令は、レジスターの内容を、指定したメモリーアドレスへ書き込む。
これ以外の命令は、オペランドには原則としてレジスターしか使用できない(一部には制限つきでイミディエイト(即値)が使える場合がある)。
例えば、加減乗除などの演算をすることを考える。この時、演算の対象は二つ存在する。演算命令の場合、オペランドには原則としてレジスターしか使用できないが、その代わり命令は単純化されており、効率的かつ高速となっている。
対してCISCでは、殆どの命令で、様々なアドレッシングモードが利用できる。
例えば、加減乗除などの演算をする時、二つ存在する演算対象は必ずしもレジスターである必要は無く、イミディエイト(即値)の場合や、時には指定したメモリーアドレスから読み出して演算するケースもある。
自由度が高く使いやすい代わり、命令ごとにアドレッシングモードの指定が必要で、アドレッシングモードによってはメモリーのアドレス指定等が加わる。命令長が一定しないため効率が悪く低速で、また演算前にメモリーアクセスが必要となるため命令の実行速度も一定しない。
ロードストアアーキテクチャーでは、演算命令のオペランドはレジスターだけを想定すれば良い。
このためCISCのような複雑なアドレッシングモードは必要がなく、全命令で命令長を固定にすることができる(例えば16ビット固定長)。また演算がレジスター同士だけなので、命令実行時間も同じにできる(例えば1ステートで実行)。
このため、命令フェッチから解読、実行、結果の反映までに要する時間は殆どの命令で同じとなり、プロセッサーは制御回路を単純化することができる。
プロセッサーは、単純であればあるほどクロック周波数の向上などの高速化が可能なため、プロセッサーの単純化は高速化にも寄与する。
RISCは、このようにして命令の単純化→高速化を目指すアーキテクチャーである。
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