ボツリヌス毒素を生成することで知られる細菌。
真正細菌ドメインには真正細菌界しかないので、界は略されることが多い。
芽胞を形成する偏性嫌気性菌で、グラム陽性桿菌。
土壌中や、海、湖、川などの泥砂中に生息する。
幾つかの種類があり、現在は毒素の抗原性により、A型〜G型までに分類される。
偏性嫌気性菌であり、酸素がない環境でのみ生きる。
ソーセージやハムなどの環境が生息に適しており、これにより中毒になるケースが主である。
菌は熱に弱いので加熱処理されていれば概ね安心だが、さらなる安全性確保のため、食品添加物として亜硝酸ナトリウムを使用することでボツリヌス菌を滅菌している食品も多い。
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