ショウブ

読み:ショウブ
品詞:名詞

沼や池のそばなどの湿地に生育する多年草。菖蒲。

目次

分類

▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

旧階層

古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

  • 門: モクレン門 Magnoliophyta
  • 綱: ユリ綱 Liliopsida
  • 亜綱: ヤシ亜綱 Arecidae
  • 目: サトイモ目 Arales
  • 科: ショウブ科 Acoraceae

生態

花期は春。但しその花は、非常に地味な肉穂の花序である。

ユーラシア大陸に広く分布する。幾つかの変種や亜種が知られるが、日本などに生息するショウブは、変種の一つAcorus calamus var. angustatusとされている。

強い香りを持っており、日本でも古くより5月5日こどもの日(端午の節句)に「菖蒲湯」として使われている。

支那では古くより邪気を払うものとして扱われたほか、漢方薬としても使われた。

ショウブは漢字で「菖蒲」と書く。これをアヤメと読むことがあるが、全くの別種である。また、同じ菖蒲を名に持つ花菖蒲も別種である。アヤメや花菖蒲は綺麗な花を咲かせるが、ショウブの花はあまり綺麗ではない。

関連する用語
アヤメ
花菖蒲

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