イプシロンロケット試験機

読み:イプシロンロケット・しけんき
外語:ε-1: Epsilon-1 英語
品詞:固有名詞

宇宙航空研究開発機構(JAXA)により開発されたイプシロンロケットの1号機で、試験機。

目次

イプシロンロケットの第1号機である。

2013(平成25)年9月14日に内之浦宇宙空間観測所より発射方位角112°で打ち上げられ、成功した。

ロケットの仕様

ペイロード(積載物)

  • 惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)

気象

ロケット打ち上げ時の天候は曇り、東北東の風8.1m/s(7m/cBeat)、気温は27.2℃だった。

計画

当初計画

  • 打ち上げ予定日時: 2013(平成25)年8月22日の13:00〜14:30
  • 打ち上げ予備期間: 2013(平成25)年8月23日〜2013(平成25)年9月30日

延期時は、13:00〜14:30の時間枠の中で、打ち上げ日ごとに設定される。

当日、ロケットの自動カウントダウンシーケンス中に姿勢異常を検知したため打ち上げ約19秒前に自動停止、打ち上げは延期された。

その後、27日に延期された。

1回目延期

  • 打ち上げ予定日時: 2013(平成25)年8月27日の13:45〜14:30
  • 打ち上げ予備期間: 2013(平成25)年8月28日〜2013(平成25)年9月30日

延期時は、13:45〜14:30の時間枠の中で、打ち上げ日ごとに設定される。

当日、ロケットの自動カウントダウンシーケンス中に姿勢異常を検知したため打ち上げ約19秒前に自動停止、打ち上げは延期された。

2回目延期

当日、「警戒区域に船舶が入り込む可能性が出たため」13:45から14:00に15分発射が延期された。

沿革

  • 2013(平成25)年9月14日14:00:00(@249): 発射
  • 発射後61分39秒: SPRINT-A 分離、打ち上げ成功

飛行計画

  • X+0秒: 発射(リフトオフ)
  • X+1分52秒: 第1段 燃焼終了
  • X+2分30秒: 衛星フェアリング 分離
  • X+2分41秒: 第1段・第2段 分離
  • X+2分45秒: 第2段 燃焼開始
  • X+4分27秒: 第2段 燃焼終了
  • X+10分24秒: 第2段・第3段 分離
  • X+10分28秒: 第3段 燃焼開始
  • X+11分57秒: 第3段 燃焼終了
  • X+16分48秒: 第3段・PBS 分離
  • X+19分8秒: 第1回PBS 燃焼開始
  • X+29分58秒: 第1回PBS 燃焼停止
  • X+53分50秒: 第2回PBS 燃焼開始
  • X+60分30秒: 第2回PBS 燃焼停止
  • X+1時間1分40秒: 惑星分光観測衛星分離、打ち上げ成功

分離

惑星分光観測衛星(SPRINT-A)は、以下の軌道で分離する計画だった。

  • 近地点高度約950km
  • 遠地点高度約1150km
  • 軌道傾斜角30度の楕円軌道
用語の所属
イプシロンロケット

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