アメリカの有人月探査計画「アポロ計画」で使われた探査機の名。
1966(昭和41)年〜1972(昭和47)年までにNASAにより実験船を含めて17号機までが打ち上げられ、月面に人類を送り込んだ。
アポロ1〜6号が試験機で、うち2〜3は欠番である。
計画名Apollo(アポロ)は、ローマ神話の詩や音楽、予言などを司る美青年の神アポロに由来する。これは、ギリシャ神話のアポロンに相当する。
アポロ計画に要した全費用はおよそ204億4360万ドルだった。
初めて人を載せて打ち上げられたのがアポロ7号、初めて月軌道に達したのがアポロ8号、初めて月面へ達したのはアームストロング船長率いるアポロ11号である。
人類を月へ送るというアポロ計画は1960(昭和35)年のNASAの発表で本格化し、ネケディ大統領が1960年代中に実現する、という提案で国家目標となった。世界初の人工衛星でソ連に負けを喫したアメリカとしては国家の威信が掛かっていたのである。
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