こうのとり3号機

読み:こうのとり・さんごうき
外語:HTV3 英語
品詞:固有名詞

こうのとり(HTV)の3号機。JAXAの資料では『「こうのとり」3号機』と書かれている。

目次

基本情報

沿革

  • 2012(平成24)年7月21日11:06:18(@129): 打ち上げ
  • X+15分11秒: H-ⅡBロケットから分離、打ち上げ成功
  • 2012(平成24)年7月27日21:23(@557): ISSのロボットアームによる把持
  • 2012(平成24)年7月28日00:22(27日@681): ISSとの結合
  • 2012(平成24)年9月12日20:50(@534): ISSからの取り外し
  • 2012(平成24)年9月13日00:50(12日@701): ISSのロボットアームからの放出
  • 2012(平成24)年9月14日14:27(@268)頃: 大気圏への再突入(高度約120km)
  • 2012(平成24)年9月14日14:38(@276)〜2012(平成24)年9月14日14:59(@290)頃: 着水推定時刻

ペイロード(主要積載物)

  • 補給キャリア与圧部(船内搭載物資)
  • 補給キャリア非与圧部(船外搭載物資)

水や食料など主要なものは、従来通りと見込まれる。

この他、CubeSatと呼ばれる箱型の小型衛星が計5個が搭載され、ピギーバック衛星として打ち上げられた。

小型衛星

小型衛星は「CubSat規格」として規格化されている。衛星専用の搭載ケースに5機搭載し、H-ⅡBロケット3号機で打ち上げられた。

搭載された小型衛星は、次の5機である。

  • RAIKO ‐ 和歌山大/東北大 (これのみ2Uサイズ)
  • FITSAT-1 ‐ 福岡工業大
  • WE WISH ‐ 明星電気
  • F-1 ‐ NANORACK社/FPT Univ/UPPSALA Univ
  • TechEdSat ‐ NASA Ames Research Center/San Jose State Univ

この衛星搭載ケースは一旦きぼう船内に搬入された。きぼうで「衛星搭載ケース」を取り付けた「親アーム先端取付型実験プラットフォーム」をきぼうエアロックに取り付けて船外に搬出、これを「きぼう」ロボットアームで把持、ISS飛行方向の反対側下方45°に向けた後、衛星搭載ケース内のバネにより衛星を放出した。

これら衛星は、最大100日程度で大気圏に突入し、ミッションを終了する。

打ち上げまで

作られたこうのとり3号機は、種子島まで船で運ばれ、その後種子島宇宙センターまで陸送された。

天候は万全ではなかったが、2012(平成24)年7月21日に、予定通り打ち上げられ成功した。

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