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完全な特注品であるフルカスタムと、メーカーが用意した半製品を顧客のニーズに合せるセミカスタムとがある。
一般に、ゲートアレイやスタンダードセルを用いた、セミカスタム品を指すことが多い。
ASICとFPGAは、似ているがいくつかの違いがある。
FPGAは実装状態でもプログラミングが可能で回路を書き換えることができるが、ASICは後からの変更はできない。こういった機能面があるが、両者の最大の違いは製造コストにある。
ASICは作るまでにお金がかかるが、製造に入れば1個あたり数十円〜数百円程度である。一方FPGAは、どうしても1個あたり数千円は掛かる。ここで考える必要があるのは使う個数であり、10個、100個といった小規模な製造ならFPGAが選択肢になるが、数万個以上使う予定があり、かつ回路を書き換える必要がないのであれば、ASICのほうが費用対効果が高い。
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