濃塩酸と濃硝酸を3∶1の割合で混合した液体のこと。
なお、体積の比率については、「一升三円」と覚えると良いらしい。
通常は酸に溶けない金や白金なども溶解する強酸である。殆どの金属を溶解するが、白金族の金属の多くは王水でも簡単には溶かせない。
また、タンタル、タングステン、モリブデンも溶けないようである(不動態をつくる)。
塩酸は還元性の酸なので、イオン化傾向でH(水素)よりイオン化しにくい金属を溶かせない。だが、ここに酸化性の非常に強い酸である硝酸を混ぜると、これら金属も溶けるのである。
AuCl4−や、PtCl62−のような錯体を作りやすいことも、貴金属を溶かす原因と考えられる。
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