ジクロルボス

読み:ジクロルボス
外語:DDVP 英語
品詞:名詞

有機燐系殺虫剤。農薬。コリンエステラーゼ阻害薬。

目次

  • 分子式: C4H7Cl2O4P
  • 分子量: 221.0
  • 比重: (該当資料なし)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: 140℃(20mmHg)
  • CAS番号: 62-73-7
  • ICSC番号: (登録なし)
  • 化学名: 2,2-dichloroethenyl dimethyl phosphate
  • 外観: 茶褐色の液体で、特異な臭気がある
  • 溶解性:

安全性

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

ジクロルボスはコリンエステラーゼ阻害薬の一種で、猛毒のサリンと同様の毒性がある。

コリンエステル類分解酵素コリンエステラーゼを阻害し、アセチルコリン等の分解を阻害する。そのため刺激が止まらない状態となり、結果として痙攣、縮瞳、発汗、骨格筋の麻痺等を経て昏睡、やがて死に至る。

日本でも家庭用の農薬として販売されている。但し劇物指定であり、購入には書類を書く必要があるため、一般に広く使われているものとは言い難い。

支那大陸では広く使われている。

2008(平成20)年2月、日本に輸入された支那産の冷凍餃子から高濃度で検出され、大問題となった。同様にメタミドホスが検出され大問題となっていた最中の事件である。

その混入濃度から、これは残留農薬ではなく日本人を薬殺するべく支那人によって故意に混入された可能性が高い。支那からの食品輸入の危険性を改めて浮き彫りにした事件であった。

更に、騒動さめやらぬ中、2008(平成20)年2月18日には支那で加工された冷凍鯖、2008(平成20)年2月23日には支那で加工された冷凍食品の烏賊天ぷらと、冷凍食品から続々とジクロルボスが検出されており、他の製品と共に回収騒ぎとなっている。

物質の特徴
有機燐化合物
農薬
殺虫剤
関連する物質
サリン
メタミドホス

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