産まれたばかりの星。星間ガスが自身の重力で引き寄せ合い収縮し、一つの星として輝きだした天体であり、星のたまごとも言われる。
ガスやチリの密度が高まると回転を始め、周りに円盤ができる(原始惑星系円盤)。これはやがて惑星となる。巨大な円盤の中心には猛烈な速度のガスとチリの流れ、つまりジェットが生じる。ジェットは時に数兆kmにもわたって宇宙に広がる。
原始星の中心は質量増加に伴う自身の重力によって次第に収縮し、高温で高圧になる。やがて中心温度が1500万Kまで上がると水素の核融合が始まり、周りのガスとチリを吹き払い一人前の星となって輝きだす。これをもって原始星から主系列星となる。
このようにして、星はガスとチリの中から集団で誕生すると考えられている。
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