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気体や液体を格納し、運搬または貯蔵をすることが可能な完全密閉型の容器。
日常的には、酸素ボンベ、あるいはプロパンガスのボンベなどを良く目にする。
一般的に金属製で、高圧で液化した状態のガスを格納できる耐圧容器が使われている。
なおボンベの語源はドイツ語のBombeと思われ、これは「爆弾」を意味するが、これがなぜ日本で耐圧容器の呼称になったかは定かではない。日本におけるボンベはドイツ語ではGasflasche、英語ではtankまたはgas cylinderと呼ばれている。
容器の種類や格納されるガスについては後述するが、それら内容物に応じて、高圧ガス取締法の「容器保安規則」でボンベ容器の塗色が決められている。
窒素、亜酸化窒素、アルゴン、ヘリウム、エチレン、LPガス等「その他のガス」はねずみ色のボンベが使われる。なお、圧縮酸素ガスは上述の通り黒色だが、液化水素はねずみ色である。
高圧ガス取締法は1951(昭和26)年の古い法律であるが、現在では規制緩和により「液化石油ガス」(LPガス等)が色分けから除外され、「ねずみ色」の義務がなくなった。これは「家の中に置くと爆弾みたいで嫌だ」というクレームに対応したものであるらしく、ただ他で使われている黒・赤・緑・白・黄・褐色は使えないので、現在はベージュ色のボンベが使われることもあるという。
また、特殊な用途、例えば水素燃料車の燃料用容器などの場合も塗色はこの限りではなくてもよいと定められている。
シームレス容器、継目なし容器は、ガス種を問わず高圧ガス充填用として広く使われている。
用途に応じていくつかに分かれる。
一般用はマンガン鉱など、スクーバダイビング用は耐久性の高いクロムモリブデン鋼を使用するものが多いようで、継ぎ目のない密閉容器とするために一体成形で作られている。
ガス種を問わず使うことができるが、産業用としてよく充填されているものは次のようなものがある(順不同)。
カセットコンロで使われるもの。充填されているのは燃料用の液化ブタンであり、これを火力に使うコンロをカセットコンロという。
かつてはメーカーごとに大きさなどがバラバラでご互換性がなかったが、1995(平成7)年に発生した阪神・淡路大震災(平成7年(1995年)兵庫県南部地震)で救援物資としてカセットガスボンベと器具が提供されたものの、メーカー間で互換性がなかったことにより避難所などで不便が生じたことから、規格が見直され、日本国内ではボンベが規格統一された。
概ねの寸法は次の通り。高さ(cm)および重さ(kg)は、全てバルブ除く。
業者から高圧ガスを購入した場合、容器(ボンベ)ごとガスを受け入れることになる。しかし購入しているのは中身のガスだけで、一般には容器は販売業者からの借りものであるため返却義務がある。
容器は使用者が誰であっても返却する責任があるので、事故や紛失がないように管理する必要がある。
また空になったボンベのバブルは極力締めておく。バルブを閉める事により、雨水等の水分や空気や異物の混入を防ぐ事ができる。
火災時、ボンベ内の圧力上昇でボンベ自体が破裂して消火活動中の消防員が被災する事故を防ぐため、バルブには破裂式安全弁が付けられている。
火災以外でも、金属疲労等による劣化で誤作動を起こした際に、内部のガスが噴出することがある。これは時期的には真冬に納品され室内温度に加熱された場合や、真夏の暑い日などに発生しやすい。
この場合、ガスの噴出を止める方法はない。噴出するガスに触れると凍傷を起こす危険があるため、決して近づかず、その場から離れる必要がある。また酸素にせよ二酸化炭素にせよ高濃度のものを吸入すると危険なほか、酸素の場合は火災の恐れがあるため火の気を消す必要があること、そしていずれにせよ速やかに換気をする必要がある。
完全放出までの時間は、小型の酸素ボンベで数分、小型の二酸化炭素ボンベで10分程度である。
またこの場合は、ガス納入業者に至急連絡をする必要がある。
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