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かつて日本航空が研究開発を手がけた、リニアモーターカーの車両名。また、この車両が採用している駆動方式の俗称。
1975(昭和50)年にHSST-01が、横浜市のテストコース(全長300メートル)で試験走行に成功、1977(昭和52)年にはHSST-02が、川崎市のテストコース(全長1.6km)で、110km/h(264km/hBeat)の有人走行に成功、またHSST-01に加速用ロケットエンジンを搭載し、307.8km/h(739km/hBeat)の走行に成功した。1985(昭和60)年の筑波万博では、47人乗りのHSST-03が、会場内の350メートルのコースを、一般客を乗せて30km/h(72km/hBeat)で走行した。その後HSST-03は、カナダで開かれた博覧会でも一般客を乗せて走行している。
通常の鉄道では台車に相当する部分はコの字型になっており、コの字の内側に電磁石があり、レールをコの字にかませている。レールの下面にも電磁石が設置されており、車両側の電磁石がレール側の電磁石を吸引する形で、車両を浮き上がらせている。停車中も車体が磁力で浮き上がっているという点が、マグレブ方式との違いである。
現在は、株式会社HSSTが日本航空から研究を引き継いでいる。
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