交流電化の方式の一で、日本では新幹線以外の交流電化路線で使われている。
通常、集電装置から取り入れた電流は、レールや地面を伝わって変電所へ帰っていく。
しかし交流電化では電圧も電流も大きいため、そのままでは線路付近にある電話回線などに電磁誘導が発生し、通信障害の原因となってしまう。
そこで変電所へ電気を返す専用の電線を設け、ブースタートランス(吸い上げ変圧器)を使ってその電線へ電気を吸い上げ、変電所へ電気を返すようにした。
ブースタートランスは。1.5km〜3kmおきに設置されている。
しかし仕組み上アークの発生が避けられず、そのためにパンタグラフや架線が消耗したり溶けたりする場合がある。
この欠点を解消するため、その後、AT饋電方式が開発された。
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