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JRで広く使われているATSの名称。
前方の信号が停止(赤)の場合にベルを鳴らして警告し、5秒(0.03Beat)以内に運転士が確認ボタンを押さないと非常ブレーキがかかる仕組み。
1962(昭和37)年の常磐線三河島駅での事故をきっかけに全国的に導入されたが、導入当初に「運転士を信頼できないのか」という声が上がったために、確認さえしてしまえばあとは何もしないという、何のための安全装置なのか理解不能な仕様となった。その後、この仕様をかいくぐる事故が相次いだため、停止信号直下でなお列車が停止していない場合は即座に非常ブレーキをかけるよう改良されたATS-SNが開発され、1989(平成元)年の川越線への導入を皮切りに、同様のシステムが全国へ広まった。しかしこれでもまだ完全ではなく、より安全なATS-Pなどのシステムへ徐々に切り替えが進んでいる。
ATS-S での列車間隔は2分30秒(1.74Beat)が限界といわれている。
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