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クリプトン・フューチャー・メディアより発売された、音声合成ソフトウェア「初音ミク」の、イメージキャラクターの名。
キャラクターデザインはKEI、音声は声優・アニメソング歌手の藤田咲が担当した。
初音ミクの名前の由来は、「まだ見ぬ未来から、初めての音がやって来る」。
初音ミクを上手く用いると、あたかも人間が歌っているかのようなリアルな歌声を作ることができる。なお、キャラクターはパッケージに描かれるのみであり、実際のソフトウェアには登場しない。
アイドルポップス系を得意とする。
これまでの経歴をみると、こぶしをきかせた演歌から、ジャズのスキャット、そしてテクノやハードなメタルまで幅広く利用されている。
ネットワークでは、初音ミクは「ネギ」が好きという、謎の設定が追加されている。
これは、多くの人の手により動画作品が作られ公開されていくうち、成り行きでこのようになった。
まず、「ネギ」は、本作とは全く無関係だが、週刊少年ジャンプの作品を原作とするアニメ「BLEACH」に由来する。
第二話で、ヒロイン井上織姫が長ネギを回す芸当、通称ネギ回しを披露してみせた。この珍奇な行動がネットワーカーの琴線に触れ、このアレンジ作品などが幾つか生み出された。
この二つが融合する日が来た。ある者により、Ievan PolkkaをBGMに井上織姫が延々とネギ回しをする動画が作られたのである。
どのような意図があったのか全く分からないが、この奇跡の融合は外国人によってなされたとされる。
後に井上織姫は「ロイツマ・ガール」と呼ばれるようになる。ネギ+ロイツマ・ガールは2006(平成18)年4月下旬頃から流行が始まり、関連作品が作られるようになったとされる。
初音ミクが発売され、Otomania氏によりミクが歌うIevan Polkkaが作られた。そして、たまご氏によりまんがチックにデフォルメされたミクが描かれ、この絵を用いてOtomaniaにより動画が作られ、「VOCALOID2 初音ミクに「Ievan Polkka」を歌わせてみた」として公開された。
このデフォルメされたミク(後に「はちゅねミク」と命名)の愛らしさ、ミクの歌声、そしてIevan Polkkaの曲のノリの良さなどによりニコニコ動画で大流行し、この影響で初音ミクにネギが定着した。
最初はネギを振るだけだったのだが、その後美味しそうにネギを食べる動画が作られるようになり、初音ミクの好物はネギという非公式設定が自然成立したのである。
ミクの、各種はじめて記録。
ニコニコ動画における記録は次の通り。早い分、調整が出来ていないため、耳に痛い音が多い。
まめちしきな。
確認できる範囲の最古のオリジナル曲はYouTubeにもあった。
2007(平成19)年9月8日投稿のP@r@dox Love (Bomb Classic club mix)である。
ニコニコ動画にある「僕なりの 3rd DEMO REMIX」と同じ作者で、名はsoundroot。ニコニコ動画では「爆音P」のプロデューサー名で呼ばれている人の作ではあるが、これも既に残っていない。
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