ニンテンドーDSi

読み:ニンテンドー・ディーエス・アイ
外語:Nintendo DSi 英語
品詞:商品名

任天堂が2008(平成20)年11月1日に発売された携帯型ゲーム機。定価18,900円。

ニンテンドーDSの姉妹品の一つである。

目次

ニンテンドーDS Liteを更に薄型化、軽量化し、新たにデジカメや音楽再生機能などを搭載した製品。

薄型化のためにゲームボーイアドバンスのスロットがは廃止されたため、対応ソフトウェア数は大幅に減少した。代わりに「DSi専用ソフト」に対応するとしている。

いわゆるマルチメディア対応が最大の売りと見られるが、CPU性能を考えると、DSシリーズ自体がマルチメディア向きとは考えにくい。

ゲーム用途ならDS Lite、マルチメディア用途なら対抗機のPSPを選ぶのがもっとも無難である。そのいずれでも物足りない、何らかの任天堂らしさを求める層にDSiは向いているだろう。

主要諸元

CPUメインARM9 (67MHz)
サブARM7TDMI (33MHz)
サウンドステレオスピーカー内蔵
メモリーメインメモリー4Miバイト
共有メモリー32Kiバイト
サブメモリー64Kiバイト
グラフィックメモリー656Kiバイト
グラフィック解像度256×192ドット
入出力カードスロットDSカード差し込み口
SDメモリーカード差し込み口
その他ステレオヘッドホン/マイク接続端子
通信機能IEEE 802.11、任天堂独自方式
カメラ機能30万画素

変更点

装置としての基本仕様はニンテンドーDS Liteに近い。

Liteからの主な変更点、改良点等は、次の通りである。

  • 本体の小型軽量化 (厚さ21.5mm→18.9mm、約218g→約214g)
  • 液晶がやや大型化 (対角3.25インチ)
  • 液晶明度の5段階変更機能 (Liteは4段階、旧DSは2段階)
  • タッチペン(スタイラス)の大型化 (Lite用87.5mm→DSi用92mm)
  • 下部にあったゲームボーイアドバンスのスロットがなくなった
  • 無線LANが改良された(従来のWEPのほか、WPA/WPA2に対応)
  • SDメモリーカードスロットを追加
  • 内蔵フラッシュメモリーの搭載
  • デジカメを二機搭載
  • 充電時間の短縮(約2時間30分で、従来より約30分短い)
  • バッテリー駆動時間の短縮(Lite最高輝度約5〜8時間→DSi最高輝度約3〜4時間)

色違い

現時点で、次のような外装色が用意される予定(日本での発売日順)。

  • つや消しホワイト (2008(平成20)年11月1日〜)
  • ブラック (2008(平成20)年11月1日〜)

互換性

ニンテンドーDS/ニンテンドーDS Liteに対しては、ソフトウェア面では100%の完全互換性がある。ハードウェア面では、形状が異なるため利用できない周辺機器が存在する。

ゲームボーイアドバンスへの直接の互換性は削除された。この機能が必要であれば、ニンテンドーDS Liteを用いることになる。

内蔵電池

充電式のリチウムイオン電池を内蔵しており、約2.5時間の充電で3〜4時間(最高輝度時)あるいは約9〜14時間(最低輝度時)使用可能。

操作形態

操作形態はニンテンドーDS Liteとほぼ同じ。

十字キー/A/B/L/R/X/Yボタンがあるほか、下画面がタッチパネルとなっており、音声入力のマイクがある。

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