ないしょのつぼみ

読み:ないしょのつぼみ
品詞:商品名

小学館の学習雑誌に連載されている、「性教育まんが」を謳った少女まんが作品。やぶうち優著作。

人気のあまり、アニメ化も実現した

目次

既刊は単行本8巻と番外編1巻まで発売中。ちゃおコミックス 。

関連作品

人気

やぶうち優らしい愛らしい絵柄と、何というか恥ずかしい内容が2ちゃんねる等で評判となり、小学5年生以外の大きなお友達にも広く知れ渡り大ブームとなる。

結果、単行本1巻が爆発的な売れ行きを記録した。

セブンアンドワイで24時間売上ランキング一位、Amazon.co.jpで同様に売上二位を記録している。まんが単行本、しかも少女まんがでこれは売れすぎとあって話題となった。

但し、購入者の大半は、本来の対象読者である小学5年生前後の女の子以外と思われる。

学年誌連載の作品としては異例の売上を記録したことから、2009(平成21)年1月20日、第54回(2008(平成20)年度)小学館漫画賞児童向け部門を受賞した。読者の大半は児童ではないと見込まれるが、作品の掲載紙から、受賞は「児童向け部門」とのことである。

連載

人気のため、長く連載が続いている。掲載紙の関係から話は1年単位で区切られているが、それぞれで連続性や関連性はなく(1期目と0期を除く)、共通することは、性教育というテーマと、主人公の名前が「つぼみ」ということだけである。主人公も各期ごとに違うため、名前が同一というだけで別人である。

題名は「ないしょのつぼみ」だけで、副題等は一切無い。第○期、という記載もない。0期を除いては、各期が単行本各巻となっており、期と巻が一致している。3期目と0期が同時連載されたが、0期目は「ないしょのつぼみ‐めばえ‐」として単行本化された。

こうして8期目まで連載されてきたが、肝心の小学4年生の休刊の影響もあり、2012(平成24)年度に第9期は連載されていない。

性教育まんが

この作品は自称「性教育まんが」である。

1期目は「性教育風味のファンタジーもの」という依頼を編集部から受けたことから、作品が作られたと作者が述べている。元々、連載誌の「小学五年生」は毎年性教育まんがが1作あり、その役がやぶうち優に回って来たようだ。

1期目については「参考画像」がないしょのつぼみ まとめに置かれているが、「えっちなこと」=「ハダカで抱き合う…ってことよっ!」など「過激」な内容で、話題となった。

2期目以降については「編集部から、タイトルだけ同じで、主人公を変えた作品」としての依頼が来たことから、そのようになった、と作者が述べている。2期目は、1期目のような内容はめっきり減り、普通の恋愛まんが風味となっている。

本作は、連載誌の都合などから一年単位12話で構成されている。

1期目

2004(平成16)年度の小学館 小学五年生で連載。全12話。

立花つぼみは小学5年生、11歳。つぼみの母は妊娠中で、もうすぐ弟か妹が産まれ、つぼみはお姉さんになる。そんなつぼみもいよいよ初潮を迎え、体も少しずつ大人になってゆく。

そんな時、つぼみには沙耶(さや)という友達ができた。沙耶との友情や、恋するつぼみの恋愛など、性に関する悩みを綴る。

2期目

2005(平成17)年度の小学館 小学五年生で連載。全12話。

草壁つぼみは小学5年生。隣に住んでいる幼なじみの少年、押井怜麻と、それなりに仲良く暮らしていた。

そんなある日、つぼみの部屋でゲームで遊んでいた二人の上から、バル・コニー星からやってきたエイリアンのクロウ・ゼットが現われた。

彼は草壁縁を名乗り、周囲の人々の記憶を操作して草壁家に住み込み、地球の人類、特につぼみについて調査をする。

その間、つぼみは少しずつ体が成長し、そして怜麻との間で恋の感情が芽生える。

3期目

2006(平成18)年度の小学館 小学五年生で連載。全12話。

描いたものが動き出す魔法のシャープペンシルを手にした、椎名つぼみ10歳。

幼なじみの少年、幹図と共に、体と心を探求する。

0期目(めばえ)

2006(平成18)年度の小学館 小学4年生で連載。全12話。

1期のつぼみ、立花つぼみの小学4年生の頃の話。

単行本はシリーズ外の「ないしょのつぼみ‐めばえ‐」として刊行された。連載はページ数が少なかったことから、同単行本には短編作品4作「わんデー・ハプニンぐ」(・は犬の足跡)、「少年少女」、「LOVE・LIKE・COMIC」、「もう逢うことのない君に」が併録されている。

4期目

2007(平成19)年度の小学館 小学五年生で連載。全12話。

5期目

2008(平成20)年度の小学館 小学五年生で連載。全12話。

6期目

2009(平成21)年度の小学館 小学五年生で連載。全12話。

7期目

2010(平成22)年度の小学館 小学四年生で連載。全12話。

小学五年生が休刊となったことから、小学四年生に掲載誌が変更された。別冊付録「月刊コミック小学四年生」に掲載された。

8期目

2011(平成23)年度の小学館 小学四年生で連載。全12話。

7期目と同様、別冊付録「コミックSHO4」に掲載された。

小学四年生すらも休刊となったため、8期をもって連載は一時的に(?)終了となったようである。

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club