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船尾から、船首に向かって船の左側(船内)またはそちらの方向。
日本語では実にシンプルで「左の舷」であるが、英語では "port" という。これはかつて右舷側の船尾に操舵用のオールがあり、それを傷つけないために左舷で着岸し、左舷から人や荷物を行き来させていたため、港(port)側と呼ばれるのである。左舷は19世紀頃には "larboard" とも呼ばれていた。これは荷物を積み込む(lade)側だからであるが、"larboard" では右舷の "starboard" と紛らわしく、危険であるため、1844(弘化元)年、イギリス海軍によって "port" に統一された。
現在では多くの人は船に乗らないので、あまりこの慣習に触れる機会が少なそうである。ところが、航空分野では多くの用語や慣習が海事から引き継いでおり、この慣習もそれに漏れないため、多くの空港では航空機の乗降には左舷側しか用いない。多くの人は航空機への乗降時にこの慣習に触れていたのである。
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