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時に、長い訓読みがあるとして話題に上がる字。
風。
大漢和辞典には、次のように書かれている。
【飍】 43993 🈩キ¯ウ ク 〔集韻〕香幽切 ※韻の説明は「尤、平聲」
🈔ヒ¯ウ ヒ¯ユ 〔集韻〕必幽切 ※韻の説明は「尤、平聲」
🈩🈔㊀かぜ。〔集韻〕飍、風也。
㊁驚風。〔廣韻〕飍、驚風。
㊂大風の起るさま。〔字彙〕飍、大風起貌。
㊃驚き走るさま。〔玉篇〕飍、驚走貌。
㊄飍矞は、眾くの馬の走るさま。〔左思、呉都賦〕驫駥飍矞。〔注〕善曰、驫駥・飍矞、眾走貌。
「なんだかとっても!いいかんじ」では、「おおかぜのおこるさま」という訓読みを与えている。この典拠は「漢字部屋」に「おどろきはしる」と共に訓として記されていたことによる。漢字部屋は、参考文献として大漢和辞典、漢字源、新大字典、新漢語林、中華字海を挙げているが、訓を拾った元を明らかにしていない。
恐らく、大漢和辞典にあった義「大風の起るさま」および「驚き走るさま」を当該サイトが訓としたものと思われる。訓読みとしては全く熟しておらず、コンセンサスも得られていない。
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