ADSLの高速化に使われる技術の一つ。12Mbps ADSLで採用された。
ADSLは、電話回線というノイズに細い貧弱な銅線を用いて信号を伝送する。そのためADSLはリードソロモン符号による誤り訂正を行なっている。
リードソロモン符号に使う符号あたりのDMTシンボル数(=S)は、リンクレートが高い程少なく、低いほど大きくなる。実際には、8〜4MbpsでS=1、4〜2MbpsでS=2、2〜1MbpsでS=4、1Mbps〜512kbpsでS=8、512kbps以下ではS=16になる。
S=1/2は、回線状況の良い場合に限り、この時に使うDMTシンボル数を半分にすることでスピードアップを図る技術である。言い換えれば、誤り訂正を犠牲にして転送効率を上げる。
次のような技術で、高速化のために採用されている。
1/2よりもさらにシンボル数を削減した、S=1/4やS=1/8やS=1/16といった技術も使われている。
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