ネットワークアドレス変換。プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換するもの。
ルーターやファイアウォールなどが対応する基本的な機能である。
具体的にはLAN内で独自に附番されLAN内でのみ通用するプライベートIPアドレスと、インターネットで通用するグローバルIPアドレスを相互に変換する。
こうすることで、自身はグローバルIPアドレスを持たなくても、グローバルIPアドレスを保有するルーターなどを経由してインターネットに接続することができる。また内外で相互の交信は可能だが、外部から内部のネットワークを見ることはできない。
なお、NATはアドレスだけを参照する。ポート番号変換にも対応するのは後継のNATeである。
仕様は、まずRFC 1631で公開され、後にRFC 3022で置き換えられた。
その仕様上、動的ルーティング(ダイナミックルーティング)が不可能である。
また、IPヘッダーを相互に置き換えるため、いちいちチェックサムを再計算しなければならないために速度が遅い点も欠点である。
歴史的には、NATが複数のIPアドレスを確保し、一つのLANからのアクセス毎にIPアドレスを割り振っていく形式のものを指した。
現在ではIPアドレスだけでなくポート番号の変換も行ない、NATに割り当てられた一つのIPアドレスだけで複数のLANから外部へのアクセスを可能にする技術(PAT、NATeなどとも言う)のことも指す。
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