適応送信電力制御

読み:てきおうそんしんでんりょくせいぎょ
品詞:名詞

CDMA方式の遠近問題を解決するために、各端末の送信電力を必要以上に上げないよう適切なレベルに制御する技術。

W-CDMA方式では、基地局で逆拡散した信号をレイク合成(RAKE)した上で信号電力対干渉電力比(SIR)を測定し、測定値が目標値とずれている場合に端末に対して送信電力を増減するコマンドを送信することで、それを受信した端末が送信電力制御を行なう。受信レベルの変動を最小限に抑えるため、この動作は0.625ms単位以下の速度で実現される。

干渉電力量を低く抑えるための技術としても有効な技術である。

関連する用語
遠近問題
CDMA
W-CDMA
SIR
コマンド

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