回線自由化

読み:かいせんじゆうか
品詞:名詞

回線が自由に利用可能となること。具体的には1985(昭和60)年4月に電気通信事業法が改正されたことを指す。

それまでは電話回線を利用した通信サービス等は法律で禁止されており、電子メール一通すら電話回線経由で送ることは禁止されていた。だがアメリカ国防総省ARPANETで4台の電子計算機が接続されたのが1969(昭和44)年、世界初のBBSが稼働したのが1977(昭和52)年と言われており、それに対して日本は米国より10〜20年近く遅れを取っていたことになる。

当然ながら回線解放を求める動きは日増しに強くなり、1985(昭和60)年にようやく法律の改正に至った。その後、国内でも大小様々なパソコン通信ホスト(BBS)が立ち上がることになり、やがてインターネット接続の普及へと繋がってゆくことになる。

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