情報スーパーハイウェイ

読み:じょうほうスーパーハイウェイ
外語:ISH: Information Super-Highway 英語
品詞:名詞

1992(平成4)年に米国で当時の大統領クリントンが公約として掲げた高度情報通信ネットワークのこと。

目次

全米規模の光ファイバーなどを利用した高速大容量ネットワークの構想で、2015(平成27)年までに整備すべきとされたが、1993(平成5)年にはNII(National Information Infrastructure:全米情報基盤)としてソフト、データベーステレビ電話、専門家育成なども含めたものとして行動指針が提案されている。

また1994(平成6)年にはITUの第一回世界電気通信開発会議上でNII構想の全世界版であるGII(Global Information Infrastructure)構築が提案されている。

地域全域を結ぶ高速ネットワークインフラの代名詞として各所で用いられており、日本でも1994(平成6)年5月31日に旧郵政省(現在の総務省)の諮問機関である電気通信審議会において、2010(平成22)年までに全国に光ファイバー網の整備をすることなどをまとめている他、多くの都道府県において地域内高速ネットワーク構想の名称として用いている。

1995(平成7)年1月のG7(先進7ヶ国)による情報サミットでは、GIIに関して基本原則8項目と6つの課題などを盛り込んだ議長総括が採択されている。この時、各国独自に進めている次世代技術の相互接続などのために11テーマの国際共同プロジェクトを実施することで合意しており、日本はそのうち電子図書館など4テーマについて幹事国とされている。

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