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テレビ放送の画面で、ある画面を描き終わってから、その次の画面を描きはじめるまでの間のこと。垂直ブランキング期間、VBIとも。
以下は、日本のNTSC方式について記述する。アメリカのNTSCでは、信号が異なっている。
このうち、各フィールドの最初の走査線21本は画面表示には使われていない。
画面を描くためのタイミングを取る信号(垂直同期信号)などに9本を使っているほかは、未使用となっている。これを利用して、テレビジョン文字多重放送やテレビジョン・データ多重放送などが行なわれている。
目的があって作られた仕様であるにもかかわらず、昨今のマスコミによる報道では「電波の隙間」などと呼ばれる。
垂直ブランキング期間(VBI)は、1H〜9H、264H〜272Hである。
映像信号は、22H〜263H、285H〜525Hであるが、22Hは後半、263Hは前半にしか映像が載らないため、VBIと見なすこともできる。
NTSCでは、走査線1本につき22バイトを送信できる。
これが秒間で60フレーム送信されるため、22×60で最大毎秒1,320バイト送信可能である。
日本では、VBIを次のように用いている。
1H(264H) | 垂直同期信号 |
---|---|
2H(265H) | |
3H(266H) | |
4H(267H) | |
5H(268H) | |
6H(269H) | |
7H(270H) | |
8H(271H) | |
9H(272H) | |
10H(273H) | ADAMS |
11H(274H) | |
12H(275H) | |
13H(276H) | |
14H(277H) | テレビジョン文字多重放送 |
15H(278H) | |
16H(279H) | |
17H(280H) | テスト信号(VITS) |
18H(281H) | |
19H(282H) | |
20H(283H) | |
21H(284H) | テレビジョン文字多重放送 |
ゴースト除去基準信号は、18Hおよび281Hに重畳されている。
CGMS-Aは、21Hおよび284Hに符号化されたID情報として重畳している。
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