LSI Japanが開発したCコンパイラー。
MS-DOS(x86)用として、small model専用に機能を制限した「試食版」が公開されており、利用者が多かった。これは専門学校の授業教材として利用された実績もある。
このためMS-DOS用の「フリーソフトのCコンパイラー」の代名詞ともなっていたが、実際の「製品版」がどれ程売れたのかは不明。
LSI-Cはいろいろとバグや制限があり、主流になるには至らなかった。
複雑なことを書いたりすると、不正なコードを吐いたり異常終了したりといった問題が見受けられ、信頼性に難があった。
問題はあったが、Cコンパイラーとしては当時は珍しかったフリーソフトであった「試食版」が提供されていたこともあり、Cの勉強用などとして広く使われた。
製品版の最終版はLSI C-86 Ver.3.5で、基本パッケージの価格は50,400円(税5%込)だった。
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