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FeliCaに、製造段階で書き込まれている、ほぼ固有のID番号。
IDmは8オクテット(64ビット)長の数値である。
IDmは簡単に読み出せるため認証などに使うのも便利である。但し連番ではなく乱数を用いているため一意性は保証されておらず、メーカーであるソニーも、ごく稀に重複する可能性があるため厳重なセキュリティを要する箇所では用いるべきではないとしている。
FeliCaは、一つのICの領域を複数に分割して別の用途に利用することができる。
各機能は「システム」と呼ばれ、システムが幾つあるかは容易に判断できる。
そしてIDmは、各システムごとに異なるものが用意されており、実際にデータにアクセスする際に用いるIDmは、このシステムごとのIDmである。通常取得できるものは一番最初のシステムのIDmであるため、2番目以降のシステムにアクセスするためにはプログラム側で意識してIDmを得る必要がある。
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