FuzzyFlakes

読み:ファジー・フレイクス
外語:FuzzyFlakes 英語
品詞:名詞

X Window System用のスクリーンセーバーの一つ。GNOMEには標準で搭載されている。

目次

パステルカラーの雪または花を降らせるスクリーンセーバーである。

man pageによれば、『アニメ「あずまんが大王」のクレジットに触発された。』とある。同アニメのエンディングに見られるようなシーンをスクリーンセーバーにしようと試みたらしい。

「あずまんが大王」では腕8本の花のようなものが降っているが、FuzzyFlakesの標準は腕が5本である。

コマンドラインからの実行例
コマンドラインからの実行例

オプション

様々なオプションで表示を変更できる、かなり凝ったソフトウェアである。

-window
新しいウィンドウを作成して描画する(デフォルト)
-root
ルートウィンドウに描画する。コマンドラインから用いても動作しない。スクリーンセーバーとして設定する場合はこのオプションを使う。
-speed
落下速度の設定。デフォルトは10。早くしすぎると雨のようになる。
-arms
腕の数。デフォルトは5本。1本以上で描画される。
-thickness
中の太さ。デフォルトは10ピクセル。増やすとでっぷりした感じになるが、減らすと頼りないガリガリになる。
-bthickness
外枠の太さ。デフォルトは3ピクセル。
-radius
オブジェクトの半径。デフォルトは20ピクセル。
-layers
レイヤーの数。デフォルトは3で、大中小。
-density
密度。デフォルトは5。減らすと物足りない。増やすと画面にみっしり。
-random-colors
起動する度に色をランダムで設定する。標準ではオフ。スクリーンセーバー向き。

実行ファイル

GNOMEでは、実行ファイルは以下に置かれる。

/usr/lib/xscreensaver/fuzzyflakes

ここで、

./fuzzyflakes -arms 3

などとすると、腕が3本の「テトラポッド」が降って来る。1と2では単なる棒が降る。

コマンドラインからの実行例
コマンドラインからの実行例

数を増やすと丸くなっていくが、その分描画に時間が掛かるようになる。

用語の所属
スクリーンセーバー
関連する用語
GNOME

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