Eclipse

もともとObject Technology International社が開発していたものだが、IBMが同社を買収し、さらにオープンソースとして公開した。

IBM自体はEclipseの公開による成果を、自社のWebshere Studio Application Developerなどの製品に還元している。

本来Eclipseはツール用プラットフォームというべきものであり、各種プログラミング言語のソースコードエディター、デバッガー、バージョン管理などのさまざまなツールがプラグインとして実装され、動作プラットフォームであるEclipseに組み込まれて連携しながら動作する。

標準ではJava開発ツール(JDT: Java Development Tool)とプラグイン開発環境(PDE: Plug-in Development Environment)の2つのプラグインが含まれており、最初からJava用IDEとして利用できる。

他のプラグインとしては、C#/C++/C/PHP/Perl/Ruby/Python/COBOLなどの各種言語の開発環境はもちろんのこと、エディターにさまざまな編集機能を追加するプラグイン、さらにはマインスイーパーや音楽再生、2ちゃんねるブラウザーといった変わったものも登場している。