テビビット

昔は、1024を単位とするバイナリ単位で2⁴⁰ビットをテラビットと呼んでいた。

これは、国際単位系から似たような規模の接頭語を借用したものであったが、これが大きな混乱を招く結果となった。

そこで、国際電気標準会議(IEC)がバイナリ用の単位を策定した。従来のテラ(T)に対応するバイナリ単位はテビ(Ti)であり、延いてはビット数はテビビットとなった。

テビビットは常に2⁴⁰ビットすなわち1,024ギビビットのみを指し、1,000ギガビットを指すことはない。

このため、情報処理の情報量を明確に表記するのに、極めて都合がよい。

テビビットの1024分の一(2⁻¹⁰倍)はギビビット(Giビット)、1024倍(2¹⁰倍)はペビビット(Piビット)である。