カプセル化

読み:カプセル・か
外語:encapsulation 英語
品詞:さ変名詞

プログラミングにおいて、特定のデータ構造やアルゴリズムを外部から隠蔽し、外部に対しては必要な手続きや結果のみを提供するもの。

目次

特にオブジェクト指向プログラミングにおいて、オブジェクト(データなど)を他の処理から隠蔽し、保護することを目的に提供される機構である。

「カプセル」という語感の通りオブジェクト内のデータ構造やアルゴリズムを包み込んで、オブジェクト外からの不正なアクセスからデータを守る。

オブジェクトが持つデータの参照や変更は、そのオブジェクトが提供する手段でのみ可能とすることで、意図しない手段でのデータ変更を防止し、もってバグの発生を避けることができる。

初期のC++など比較的早期のオブジェクト指向プログラミング言語においてはクラスの適切な使用がカプセル化の典型的な例だった。

やがて様々なプログラミング言語が登場すると、ラムダ式無名関数などの関数オブジェクト、クロージャーなどとしても機能が提供されるようになっている。

関連する用語
クロージャー

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club