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Adobe Systemsの開発した、初級〜中級者向けとして作られたペイント系のグラフィック描画ソフトウェア。旧製品Adobe Photoshop LEの後継。
現時点での最新版は以下の通りである。
Adobe Photoshopの正式版が「プロ用」であるのに対し、こちらは一般ユーザー用として作られた廉価版である。
正式版が約10万円台であるのに対し、こちらは価格が1万円台となっている。
Photoshop Elementsシリーズは、プロ向けの機能を取り除き、デジタルカメラの画像編集など、一般向けに機能を充実させた製品である。そしてヘルプやチュートリアルを充実させており、「初級者がやりたいことをやれるソフトウェア」となっている。
つまり、単に機能を削減するのではなく、一般ユーザーが使いそうな機能を新たに追加しているのが特徴である。
CMYK表示や出力など、プロ以外使わないような機能は削除されている。また、トーンカーブ機能も省かれており、厳密な色調整をして印刷したい用途には不足感があるかもしれない。
対し、Photoshop Elements 2.0からは「クイック補正」機能と呼ばれる新機能が搭載され、明るさ/カラー補正/ピント/回転などを簡単に実現でき、写真画像の編集が容易になった。
そして旧製品LEと比べ、通常のPhotoshopのように、画像内に直接文字を打てるようになり、使い勝手が大きく向上している。
また動画データ(AVI/MPEG-1/WMV/QuickTime)から任意のシーンを静止画として取り込める「ビデオフレーム」機能が搭載されており、最近のデジカメにある動画撮影データからベストショットを静止画として取り出すことも可能である。
バージョン1.0は2001(平成13)年5月中旬に直販価格9,800円で登場し、Photoshop 6.0をベースとしていた。また日本語版独自の機能としてiモード用の画像作成機能の搭載などが特徴的だった。
バージョン2.0は2002(平成14)年10月発売で、Photoshop 7.0をベースとしている。
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