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ソニーの開発した、ペット用犬風ロボット。
AIBOという名の語源は、AI(人工知能)、EYE(目)を持つこと、そして人のよきパートナー「相棒」の音を掛けたものとされている。
1999(平成11)年に登場して以来15万台を売り上げたが、2006(平成18)年1月26日にソニーはロボット事業からの撤退を発表、2006(平成18)年3月に生産を終了した。今も知名度は高いが、製品としては既に終了している。
在庫のない部品も多かったものの、その後もソニーは「クリニック」と呼ばれた修理サポートを続けたが、2014(平成26)年3月、遂に修理サポートも終了した。
2000(平成12)年にはAIBO 2nd GENERATION "ERS-210" として新型が登場。
これは2000(平成12)年11月16日10:00(@083)から受注生産を開始、12月中旬から随時配達された。定価は15万円(税別)。
後継に、スーパーコア対応のERS-210Aがある。定価は据え置きの15万円(税別)。
2001(平成13)年には、従来のキカイ的なデザインから、丸みを帯びた形状(クマイヌと呼ばれているらしい)として女性向けにした新AIBOが登場。このデザインは賛否両論だった。
アイボリーのERS-311がラッテ(LATTE)、グレーのERS-312がマカロン(MACARON)である。定価は9万8000円(税別)。
後継に、Bluetooth対応のERS-311BとERS-312B(定価8万5000円(税別))、ERS-311Bの表面をスエードタッチにし手ざわりを良くしたERS-311B/X(定価108,000円(税別))がある。
「パグ犬を思わせるようなユニークなデザイン」として登場したのが "ERS-31L" である。
第三世代AIBO(ERS-311/ERS-312)の性能はそのまま、豪快なデザインにして価格を抑えたもの。価格は69,000円(税別)。
とても「犬」とは思えない。
2001(平成13)年に、クマイヌとは全くの逆路線で、メカニック的デザインをより推し進めた "ERS-220" も登場。定価は18万円(税別)。
こちらは全身に19個のLEDを搭載し、体の動きだけではなく、LEDの点滅によっても意思表示や自身の状態などを表現するようにされている。前のクマイヌも賛否両論だったが、これはこれでロボットすぎて嫌という論があった。
なお、ERS-220のデザインは河森正治によるものである。頭部のリトラクタブルライトは氏のこだわりであるらしい。
後継に、スーパーコア対応のERS-220Aがある。定価は据え置きの18万円(税別)。
また、従来の二代目AIBO(ERS-210)から、パーツ交換によってERS-220に組み替える "220トランスフォームキット" も12万円で別売りされた。
1999(平成11)年に登場した新型 "ERS-7"。未来感を持ちながらも丸みを帯び、より犬らしい形状になっている。価格は185,000円(税別)。
稼働部分にサイレントサーボシステムを用い、従来機よりも静寂性を増し、更に動きもスムーズになった。また胸部にセンサーが付いたことで、障害物を避ける能力が増している。
AIBO用の新玩具として、アイボーンと呼ばれる、咥えて遊ぶ骨型のおもちゃが追加された。
後継に、更に機能向上したERS-7M2、ERS-7M3がある。定価は据え置きの185,000円(税別)。
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